キックボクシングノート

キックボクシングの技術考察、注目の対戦、レビューなどキックが面白くなる記事を書いてます。

キックボクシングの階級と現王者について【K-1系】2017.5月更新

キックボクシング団体の階級や体重ってわかりにくいですよね?フェザー級なんです!って言われても大体どのくらい?って思ってしまいます。格闘技好きの私でもフェザー級とスーパーフェザー級ってどっちが上の階級?という感じで分からなくなってしまいます。わかりやすくまとめてみたいと思います。
団体まとめてとも思ったんですが長くなりそうなのでK-1Krush版とほかの団体版で分けたいと思います。

 

 

〇〇級は〇〇kgという書き方でまとめてみます。ついでにその階級の現王者も書いてみたいと思います。

 

 K-1の階級

K-1は元はヘビー級とMAXの70kg級と63kg級の3階級だったのですが新生K-1になり階級がかなり増えました。

 

K-1 体重 王者   Krush 体重 王者
スーパーバンタム級 55kg     空位   ー53kg 右記同じ 武居由樹
フェザー級 57.5kg 武尊   ー55kg 右記同じ 寺戸伸近
スーパーフェザー級 60kg 大雅   ー58kg 右記同じ 小澤海斗
ライト級 62.5kg   ウェイ・ルイ   ー60kg 右記同じ 空位
スーパーライト級 65kg ゲーオウィラサクレック   ー63kg 右記同じ 佐々木大蔵
ウェルター級 67.5kg 2017/9月予定   ー65kg 右記同じ 空位
スーパーウェルター級 70kg 2017/6月予定   ー67kg 右記同じ 塚越仁志
ヘビー級 無制限 未定   ー70kg 右記同じ ジョーダン・ピケオー
        女子-50kg 右記同じ メロニー・ヘウヘス

 K-1は8階級あっていまだ王者は3人しか決まっていません。新たに階級が3階級増えたこともありまだ王者はすくないですね。その点Krushは開催歴も長いので王者は揃っています。現在空位の2階級も(60kgと65kg)現在王者決定トーナメントが行われているので空位はすぐになくなるでしょうね。

K-1スーパーバンタム級(55kg)王者  武居 由樹

武居由樹

新王者はKrushのチャンピオンでもある武居選手です。Krushでは-53kgで戦っていますが1階級上でもトーナメント制覇してしまうという強さを持った選手です。

 

 

K-1フェザー級(57.5kg)王者  武尊

 

前スーパーバンタム級(55kg)王者の武尊はここ何年か負けなしで新たに新設されたフェザー級の王者になりました。新生K-1のできる前のKrush王者時代は-58kgの王者でしたから55kgは少し減量がきつかったのかもしれません。57.5kgが本人にとっての適正体重でしょうね。それ以外でもAbemaTVでのレギュラー決定などメディア露出が増えて今のスター選手筆頭ですね。このまま那須川天心並んでキックボクシング選手の地位向上につながる可能性を感じさせる選手です

 

K-1スーパーフェザー級(60kg)王者  卜部弘嵩 → 新王者 大雅

第2代スーパーフェザー級王者ですが世界トーナメントでは負けてしまい、その前に行われたワンマッチでも判定負けが2戦続くという不振が続いている王者ですがその負けてしまった世界トーナメントで優勝したのは弟の卜部功也ですが階級変更を表明したためタイトルマッチは行われず代わりに世界トーナメント準優勝の大雅選手とのタイトルマッチが行われる予定になっています。

 

この後タイトルマッチが行われ、3-0の判定で大雅選手が新チャンピオンになりました。この時のタイトルマッチも両者激しい舌戦が繰り広げられて盛り上がりましたがその大雅選手の次戦は関西のSFK所属の皇治選手です。

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この選手は他団体HEATの現役チャンピオンでKrushやK-1にも出場しています。

K-1出場時には卜部功也選手と対戦し判定で負けています。闘士選手には判定で勝利しています。

この選手の試合は盛り上がり必死なんですが実力もあるうえ、マイクパフォーマンスも上手く関西出身なので盛り上げ上手な印象です。

試合決定の記者会見ではかなりの挑発をしています。盛り上がる試合間違いありません

 


 

 

K-1スーパーライト級(62.5kg)王者 ウェイ・ルイ

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先日のトーナメントを勝利し新王者になったウェイ・ルイ選手です。格闘技が流行している中国人選手です。クンルンファイトや武林風などいろんな団体で強い中国人選手が誕生しています。佐々木大蔵・クリスチャン・スペトゥク・平本蓮を破っての優勝です。次戦はゴンナパーウィラサクレックとの次戦が決定しています。

 

K-1スーパーライト級(65kg)王者 ゲーオ・ウィラサクレック

ゲーオウィラサクレック

 

10数年前に来日して以来対日本人無敗(木村ミノルには判定負けあり)を誇る王者ですけれどもこの選手も60kg前後で試合していたのにいつの間にか65kgでやっています。65kgにしては少し体の大きさが小さいですがそこはムエタイのテクニックで最強を誇っています。個人的にはゲーオのムエタイテクニックは蹴りに比重をおきがちなムエタイ選手ぽくなくパンチ蹴り体裁きなど全体的にバランスのとれたファイトスタイルだと思います。殴って良し蹴って良し防御して良しの完成形に近い戦い方だと思います。

2017.4.22 山崎 秀晃 選手相手に防衛成功

 

Krush王者一覧

Krushは〇〇級ではなくアンダー〇〇級という表記なので分かりやすいですね。最軽量級の53kgから男子で8階級・女子は50kgのみです。

 

Krush-53kg王者 武居由樹が返上 空位

武居由樹

ザ・ノンフィクションにも取り上げられた53kgの王者の武居由樹ですが簡単なストーリーは親の財布からお金を盗むような悪ガキだった武居少年が格闘技と出会ってチャンピオンになるまでのストーリーです。すごいなと思ったのはジムに住みこみまでして成長していくという思春期なのに住込みってえらい環境やなと思った次第です。初代王者で1回防衛中ですが53kgで強いと思える選手は見当たらず、次戦は2017年4月に予定されているK-1第2代スーパーバンタム級王座決定トーナメントに参戦予定です。果たして55kgの階級でも持ち味のクイックネスが発揮できるのか見ものだと思います。

 

 

2017.5.23 武居由樹選手がKrush-53kgの返上することを発表しました。
返上する理由は体調に関することで成長ホルモンの分泌異常からくる過敏性腸症候群という診断結果が出ました。本人はKrush.K-1と2階級にてやっていくつもりだったが医者からは体に負担のない階級を勧められたとのこと。

王者の返上により、王者決定戦が開催されることになりました。

既に武居選手とタイトルマッチで対戦予定だった軍司選手

隆聖選手 対 隼也ウィラサクレック選手の勝者が2代目王者として決定戦をする予定になりました。

 

Krush-55kg王者 寺戸信近

寺戸伸近

いわずと知れたベテランの選手ですが大激闘が持ち味の選手です。トーナメントは年なのでいやだと言っていましたがこの選手もK-1第2代スーパーバンタム級王座決定トーナメントに参戦予定です。最近は試合数も多くありませんがチャールズボンジョバーニを下して1回防衛中です。

 

Krush-58kg王者 小澤海斗

小澤海斗

武尊との因縁やビックマウスでの挑発で大いに盛り上がった試合の選手です。その武尊選手とは直近2戦して2敗していますが成長著しい選手です。防衛もしていて次の防衛戦決定済みです。(Krush74にてタイトルマッチ決定!挑戦者ユン・チー 2017/3/3)になっています。

 

Krush-63kg王者 佐々木大蔵

佐々木大蔵

叩き上げの苦労人として知られる選手ですが昔から練習時にはめちゃくちゃ強いといわれていましたが、本番で負けてしまう印象が強い選手でしたが2016年に王者戴冠若手成長株の平本蓮と王者決定戦を戦いベルトを獲得しました。防衛戦はまだなく2017年2月に行われるK-1初代ライト級王座決定トーナメントに参戦予定です。

 

 

 

Krush-67kg王者 塚越仁志

塚越仁志

 

この階級は長期政権を築いた王者がいなくて渡部太基、牧平圭太の3人でしのぎを削っているイメージです。昔と違って65kg以上の階級の日本人は少なくなってしまいましたね。K-1MAXで魔裟斗が活躍していたころはみんなこぞって70kgにしていたのに今は軽量級全盛時代?もしくは階級の細分化でしょうか?しかし今度のKrush73では防衛戦が予定されていまして挑戦者はモハンドラゴンです。この選手は激闘はで有名な選手ですから大迫力の殴り合いが見られるかもしれません。

 

Krush-70kg王者 ジョーダンピケオー

ジョーダンピケオー

 

オランダマイクスジム所属のファイター・キュラソーの怪鳥ことジョーダンピケオーですね。佐藤嘉洋戦にてKrushデビュー後(KO勝利)その後K-1にも参戦しマラットグレゴリアンに負けてしまうも準優勝する。後にKrush-70kg前王者の中島弘貴からベルトを奪って挑戦者山崎・廣野と日本人選手から2回防衛中の王者です。外国人の強靭なフィジカルとそれに伴った圧力で相手を粉砕してきました。今のところ倒せそうな日本人選手はいないかも。城戸選手や日菜太選手あたりでないと厳しいかもしれません。

 

Krush-女子王者 メロニーヘウヘス

メロニーヘウヘス

上記のジョーダンピケオーと同じくマイクスジム所属のファイターでMMAも一緒に行っている24歳のファイター。第2代Krush女子王者KANAからベルトを奪った選手。

メロニーヘウヘスについてはタイトルマッチ前に書いたレビューがありますのでよければこちらもどうぞ。 

 

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